3回目のワクチン前倒し強調も 厚労相「全国民前倒しは難しい」
新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐって、岸田総理ができるだけ前倒しをする方針を明らかにしたことを受け、後藤厚労大臣は改めて前倒しの方針を強調したうえで、全国民を対象にするのは難しいとの考えを示しました。
後藤茂之 厚労相
「ワクチンは順次輸入されるものであり、現状で全国民を対象に接種間隔の前倒しを一律に行うのは困難である」
3回目の追加接種をめぐっては、きのう、岸田総理が2回目からの接種の間隔を「8か月を待たずに、できる限り前倒しする」と明言していました。
これを受けて後藤厚労大臣は、けさの会見で改めて3回目の接種について前倒しする方針を示した一方、「現状で全国民を対象に前倒しを行うのは困難」との認識を示しました。今後、前倒しする人の優先順位を決めて、接種を進めていく考えです。