今月、カザフスタンで行われた国際大会から帰国した空手の日本選手団のうち、合わせて8人が新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染したことが確認されました。
全日本空手道連盟によりますと、オミクロン株への感染が確認されたのは、12月22日までカザフスタンで行われた空手のアジアシニア選手権に派遣された28人の日本選手団うち8人です。
24日に帰国した際のPCR検査で、選手とスタッフの合わせて11人が陽性となり、遺伝子解析の結果30日、オミクロン株に感染していたことがわかりました。感染した人の氏名は明らかにしていません。
全日本空手道連盟によりますと、陽性となった11人のうち、残る3人についてもオミクロン株への感染の疑いがないか調べているということです。
また、11人のほかにも選手やスタッフが相次いで新型コロナに感染し、30日の時点で合わせて16人の陽性が確認されているということですが、いずれも軽い症状か無症状で、国が指定するホテルなどで隔離措置をとっているということです。
大会には東京オリンピックの男子形の金メダリスト、喜友名諒選手らが出場していました。