岸田首相は、就任後、初めて福島第1原発を視察し、廃炉に向けた進捗(しんちょく)状況の説明を受けた。
福島第1原発を望む高台に到着した岸田首相は、廃炉に向けた進捗状況や敷地内にたまり続ける汚染水対策について、東京電力の担当者から説明を受けた。
また、政府が海洋放出の方針を決めている放射性物質・トリチウムを含んだ処理水についても説明を受けた。
このあと、岸田首相は、東日本大震災の津波で大きな被害が出た福島・浪江町沿岸部の慰霊碑で献花し、黙とうをささげた。
17日午後には、2022年の避難指示解除を目指す双葉町の復興拠点を視察するほか、富岡町では、住民らとの車座の対話に臨み、復興への政府の取り組みを説明することにしている。