韓国初の国産ロケット「ヌリ号」が21日に打ち上げられた。ヌリ号は宇宙空間に到達することはできたものの、搭載していた模擬衛星を軌道へ投入させることはできなかった。うまくいかなかった原因としてはロケットの第3段部分の燃焼が予定よりも早く終了したことが原因とされている。韓国の宇宙機関・韓国航空宇宙研究院(KARI)は、原因を究明した上で来年5月に2回目の発射を行う予定だとしている(中央日報、朝日新聞、SankeiBiz、sorae)。
あるAnonymous Coward 曰く、
韓国は2013年に「ナロ」ロケットで衛星打ち上げに成功しているが、こちらはロシアとの共同開発であり、衛星打ち上げ用の完全な国産ロケットは韓国では初となる。打ち上げられたロケットは目標高度の約700kmまで到達したとも報じられているが、一方で3段目エンジンが想定よりも早く停止してしまい、ダミーのペイロードを目標軌道に投入することは出来なかったという(韓国新聞)。
| サイエンス
| 宇宙
|
関連ストーリー:
韓国、開発中の液体燃料ロケット向けエンジン試験に成功
2018年12月04日
韓国の次世代ロケット「KSLV-Ⅱ」、開発の第1段階が完了
2015年08月05日
ロシアのアンガラロケット、飛行試験に成功
2014年07月16日
韓国、人工衛星の打ち上げに成功
2013年01月31日
韓国の人工衛星搭載ロケット「KSLV-1」、打ち上げ失敗
2010年06月14日