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eスポーツをプレイするのに、スマホよりも画面が大きいタブレットが欲しいと感じたことはありませんか?

この記事では、ゲームのためにタブレット購入を検討している方に向けて、ゲーム向けタブレットの選び方をご紹介します。

他のメディアとは異なり、eスポーツ専門メディアとして、本当にゲームに向いているタブレットだけを厳選した内容となっております!

サイズは7~8インチがおすすめ

まずはサイズ感です。タブレットには様々な大きさがありますが、eスポーツ用としては7~8インチがおすすめです。

インチという単位には馴染みがなく、パッとイメージしづらいかもしれませんので、7~8インチの特徴を写真付きで述べます。

編集部撮影

まずは写真で、一般的なスマートフォン(4~6インチ)や一般的なタブレット(9~10インチ)との対比をご覧ください。

小型タブレット(7~8インチ)は次の3点でeスポーツに向いています。

・片手で、掴むようにがっちり持てるサイズ感・重量である。
・横長に両手持ちした時に画面の上下に指が届くので、FPSなどの操作もしやすい。
・外で使っていても仰々しくなく、持ち運びやすい。

もちろん、手のサイズには個人差がありますし、9~10インチのタブレットでもゲームができないわけではありません。しかし、利便性や操作性を考えた場合、7~8インチのほうが良いと考えています。

残念ながらゲーミングタブレットは存在しない

ゲームに特化した「ゲーミングPC」や、ゲームに特化した「ゲーミングスマホ」といった商品が販売されています。しかし、タブレットに関しては、いわゆる「ゲーミングタブレット」のような製品は、現在の日本では売られていません。

2016年に、Acer(エイサー)がゲーミングタブレット「Predator 8」を発売したのが最後です。しかしこの商品は、2021年の今となっては、ゲーム用としては低スペックであり、使い物になりません。

eスポーツのプレイのためにタブレットを購入する場合、高性能のタブレットを買うしかないのが現状です。

ゲーム用におすすめできるタブレット2つだけ

OSの選択肢は2つで、iOSとAndroidです。KindleのFire OSは、ゲームがAmazonアプリストアに対応していないものが多いので選択肢から外れます。

Surface ProなどのWindowsタブレットもゲーム用のタブレットとして紹介されることがありますが、Windowsでゲームを楽しみたいなら素直にゲーミングPCを買う方が良いです。

このため、iOS、Android共に、ゲーム用途で8インチサイズのタブレットを日本で買うならほぼ一択となります。iOSはAppleのiPad mini(第5世代)、AndroidはHuaweiのMediaPad M5 lite 8″です。

Apple iPad mini (第5世代)

写真:製品ページのスクリーンショット

おすすめの8インチタブレットの1つ目は、Apple(アップル)のiPad mini(アイパッドミニ)です。iPad miniは複数の世代がありますが、編集部としては、2021年秋時点の最新機種である2021年9月発売のiPad mini第6世代をおすすめします。

iPad miniの最大のポイントは、iOSタブレットであるということです。iOSを使えるタブレットはAppleのiPadシリーズだけですので、各ゲーム会社はiPadシリーズでの動作確認を十分にしてからアプリをリリースします。その結果、Androidタブレットと比べて安定してゲームをプレイすることができます

iPad mini第6世代は、過去のiPad miniよりも高速なチップセット(iPhone 13に搭載されたチップセットと同じApple A15 Bionic)が搭載されています。そのため、今後数年はゲーム用タブレットとして十分な性能を維持できると期待されます

あえて欠点を上げるとすれば、価格です。Wi-Fiモデルでストレージ64GBと最安の構成であっても、税込59,800円です。Androidタブレットと比べても2倍近い価格になります。ゲームの安定性や、対応するアプリケーションの多さ、使い続けられる年数の長さを考えれば妥当な価格とは言えますが、やはりAndroidと比べてしまうと高額になります。

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iPad mini (第5世代)

最新のiPad miniも整備品や中古等で購入可能です。iPhone XSに搭載されていたチップセット(Apple A12 Bionic)が搭載されており、2021年現在でも十分な性能を維持しています。少しでも価格を抑えて購入したいと考えている人は、第5世代を検討してみてもいいかもしれません。

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HUAWEI MediaPad M5 lite 8″

写真:https://consumer.huawei.com/jp/tablets/mediapad-m5-lite-2019/

Androidタブレットでのおすすめは、HUAWEI(ファーウェイ)の「MediaPad(メディアパッド) M5 lite(ライト) 8″」です。国内でサポートが受けられる8インチAndroidタブレットでゲーム用途としておすすめできるのは、このタブレットだけです。

MediaPad M5 lite 8″ は、チップセットにHUAWEI Kirin710オクタコアを搭載し、メモリは3GBと4GBの2モデルが販売されています。荒野行動やPUBG MOBILEなど高い処理能力を要求する3Dゲームをプレイするのであれば4GBのモデルを選択してください。

補足:MediaPad M5 lite 8″であっても人気ゲームFortniteは動きません。Kirin710はFortniteが求める最低動作環境を満たすことができないからです。

iPad mini(第5世代)ほどの快適性はないものの、高い処理能力を要求するFPS・TPSのゲームもプレイできますし、Clash Royal(クラッシュロワイヤル)やHearthstone(ハースストーン)のような2Dゲームであれば快適にプレイできます。

Wi-Fiモデルであれば4GBメモリの上位機種を選んでも税込30,000円前後で購入できます。iPad miniには性能が落ちますが、コストパフォーマンスも良く非常にバランスのよいタブレットです。

その他のAndroidタブレットは低スペックでゲームに不向き

安い中華系タブレットはメモリ不足

Amazonや楽天などでAndroidタブレットを調べると、中国メーカーを中心に7インチ、8インチタブレットが1万円代で販売されています。また、ASUSやHUAWEIの旧モデルも格安で販売されています。

しかし、これらのタブレットは、WEB閲覧や電子書籍の利用には良いものの、ゲーム用途としてはスペックの面で厳しいです。一つの目安として、Androidの場合は、メモリー(RAMと表記されることもある)4GB以上のものを選ぶのが望ましいです。

NECとLenovoのタブレットはチップセットの性能不足

現在日本でサポートを受けられる8インチのAndroidタブレットのうち、メモリー4GBの条件を満たす他のタブレットとしては、NECの「LAVIE(ラヴィ) TAB E TE708/KAS」と、Lenovo(レノボ)の「Lenovo Tab M8」があります。

この2機種はどちらもチップセットにMediaTek Helio(メディアテック ヘリオ) P22T 2.3GHz 8コアを採用しています。このチップセットはあまり高性能ではなく、ゲーミング用途には非力と判断したので、今回のおすすめ製品からは省きました。

以上で紹介を終わります。少し厳しめ評価の内容ですが、せっかく買うなら本当に役に立ち、長く使えるものを選んでいただきたいという思いで厳選しました。ゲームにちゃんと使えるタブレットを手にして、eスポーツをもっと快適にエンジョイできますように!

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