もっと詳しく

共産党のスタンダード

大くま真一共産党多摩市議のツイート

日本共産党多摩市議である大くま真一議員のこのツイート。

2019年のあいちトリエンナーレについて論じている赤旗の記事を引用していますが…

「都合のいい表現を選別」と言われるのは当然じゃないですかね。

「表現の自由を守るといいながら都合のいい表現を選別してる」

共産党は2021年の衆院選に先駆けて「非実在児童ポルノは子供の尊厳を傷つける」といいながら「表現の自由を守ります」と言っていました。

この時点で「非実在の登場人物への侵害描写は現実世界の同一属性者の尊厳を傷つける」という因果認定ルートを想像しており、非実在児童ポルノに限った話ではなく、当該ロジックが及ぶ全ての創作物の規制を導く主張をしていました。

それについて同党の吉良よし子議員が明確化しましたが…

「法的規制ではない社会的合意」によって「クリエイターが作らなくなるようにすればいい」などと言い放っていました。法的なルールを無視してるわけです。

それでいて赤旗の記事では「憲法上の表現の自由」を語ってるのですからお為ごかしとしか思えません。

もちろん今現在でも法的規制ではない『社会的合意』によって表現に限らず自重されている権利行使・利益の享受というものは存在しているのですが、「共産党の言うところの社会的合意」はそれとは異なるものとしか思えません。

しかも「多様性の統一」などと言う始末。

「ネット右翼などによる攻撃」で展示作品が撤去される例だけを論じているが

主張/表現の不自由展中止/芸術・文化への介入を許すな

近年、公共施設で展示作品が撤去される事例が相次ぐ原因にも、ネット右翼などによる攻撃があります。その背景に安倍政権が「慰安婦」問題や「徴用工」問題をはじめ過去の侵略戦争と植民地支配への反省を欠き、それを正当化する歴史修正主義の立場をとっていることも指摘しないわけにはいきません。極右・タカ派政治家らの扇動的な言動も見逃せません。

赤旗の記事ではこのように書いていますが、実際には百田尚樹・竹田恒泰講演会等が左派活動家や北朝鮮勢力によって中止に追い込まれたりもしています。

あいちトリエンナーレ2019の表現の不自由展の表現弾圧年表でもそれらは隠蔽。

f:id:Nathannate:20211125120631j:plain

あいちトリエンナーレ2019表現の不自由展年表

『そう思う人はもはや「表現の自由」とか言えない』という発言こそ、そのように思う表現…思想の自由を認めない態度ですよね。

自分が思うような理解をしない人の主張がおかしいとか嫌いだとか言っているにとどまらず、自分が思うような理解をする人にしか表現の自由は認めないということでしょ。

この違いは大きいです。

だから「都合のいい表現を選別してる」と言われるわけです。

以上:はてなブックマークブログ・note等でご紹介頂けるとありがたいです。