al qods al arabi netは、過去2週間ロシア軍機は前例のないような激しい空爆をシリア平原、特にラッカ、デリゾル地方に対して行ったが、これはISが同平原で活発な活動を再開したからで、特に主要道路に対する脅威が増していると報じています。
記事の要点のみ次の通り
・ロシア軍機はシリア平原で11月以来560回の空爆を行った
この地域では3月以来、ISnおゲリラ攻撃や待ち伏せ道路脇爆弾等で、瀬府軍兵士及びイラン系民兵等1597名が死亡している。
他方IS側でも1089名が死亡したが、その多くは非シリア人であった。
これはISのゲリラ戦の強化の所為とみられている
・攻撃はこの地域の主要道路、特にラッカーアスリア間、パルミラーデリゾル間に向けられており、政府軍およびこれを支援するイラン系民兵は、双方の道路に多数の検問所を設置して、ISの活動を封じ込めようとしているが、このような試みは、特に人員面で多大の動員を必要とする
政府軍がこのような状況に直面したのは2014年前と同じで(確かその頃アサド政権は崩壊直前で、ロシア軍機の大規模介入で、崩壊をまぬかれ、その後持ち直して、シリアの大部分を支配するに至っているはず)、政府軍とヒズボッラー、革命防衛隊等は、5㎞ごとに検問所を設けようとしている
・これに対して、ISの方は、これらの道路に沿って多数の丘陵が連なっているので、攻撃を仕掛けたら、空軍機が到着する前にこれらの丘陵に逃げ込むことができる