売手数料の高さから、銀行などが積極的に勧誘している「外貨建て保険」。商品性が難解なこともあり、契約後トラブルに発展するケースも少なくありません。今回紹介する70代後半の伊藤俊子さん(仮名)もその1人です。高齢者を中心とした外貨建て保険のトラブルが取りざたされる一方で、契約が途絶えない理由とは。朝日新聞経済部でかんぽ生命の不正販売問題も担当した柴田秀並氏が、「銀行だから大丈夫」という世間のイメージを悪用した、銀行の呆れた実態を暴きます。※本記事は、柴田秀並氏の著書『生命保険の不都合な真実』から一部抜粋・再編集したものです。