アマチュア相撲の日本一を決める全日本選手権が行われ、日体大3年の中村泰輝選手が優勝し、初めての「アマチュア横綱」に輝きました。
東京 両国の国技館で行われた相撲の全日本選手権は全国から選ばれた社会人や大学生、それに高校生が出場してアマチュア相撲の日本一となる「アマチュア横綱」を決める大会です。
ことしの決勝は、日体大3年の中村選手と激しい突っ張りで勝ち上がってきた近畿大4年の神崎大河選手の対戦となりました。
中村選手は立ち合いで相手の突きをかわすとそのまま前に出て「寄り切り」で勝ち、初めてのアマチュア横綱に輝きました。
中村選手は、大学1年の時に全国学生選手権で優勝し「学生横綱」の称号を手にしましたが、その後は、満足がいく結果を残せなかったことを踏まえ「去年のこの大会では吹っ飛ばされて負けた。なんとか変わろうとしてやってきて、最後にこういう成績を残せてよかった」と涙を流しながら喜びを語りました。
中村選手は来年、大学でキャプテンを務めることになっていて「ことし以上にいい1年にしたい」と来年を見据えていました。