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ソニーモバイルが10月にサプライズ発表をした2021年のもう一つのハイエンドモデル、Xperia Pro-I。

基本的にはXperia 1 IIIベースのようですが、カメラ周りの仕様が全く異なり、写真愛好家や一部のプロのユーザーの方の間ではかなり注目度が高いという印象。

そんなXperia Pro-Iは欧州や中国など、一部の国・地域ではすでにリリース済み(国内発売は12月15日)となっており、今回、同モデルのAntutuベンチマークスコアがWeibo上で投稿されていました。

同モデルのAntutuベンチマークスコアが発見されたのはおそらく今回が初めてではないかと思われますが、今回の計測結果によると、Xperia Pro-IのAntutuベンチマークスコアは72万ポイント弱

一方、他機種と比較すると:

Xperia 1 IIIはSnapdragon 888搭載機の中でも高めのスコアですが、これと比べると1割程度ベンチマーク上での性能は低い、ということに。

また、このベンチマーク測定結果を投稿したユーザーによると、同モデルでは「若干の発熱がある」とのこと。

また、SD888搭載機の平均的なAntutuスコアは75~76万点といったところなので、これよりもXperia Pro-Iのスコアはこれよりも低くなっています。

どんなモデルでもある程度の発熱はあるのでこの「若干」がパフォーマンスに「若干」影響が出る程度なのか、というのが気になるところです。

ちなみにXperia Pro-IのベンチマークスコアはすでにGeekbench上でも複数発見されていますが、こちらはXperia 1 IIIやXperia 5 IIIといった他のSD888搭載モデルと比べてもスコアに差はなさそう。

Xperia Pro-I (欧州版)のGeekbench 5.0ベンチマークスコア

よって、現時点ではこの測定結果がたまたま低く出ただけ、という可能性も排除できません。

また、発熱報告はXperia 1 IIIはもちろん、Xperia 5 IIIでも報告は皆無というわけではないので、これはSD888搭載機共通の問題だと思われます。

よって、現時点では過度な心配は不要だと思いますが、気になるという方は発売後しばらくは国内ユーザーからの報告を待った方が良いかもしれません。

ソース:Weibo