10月17日の正式発表が確実視されているPixel 6およびPixel 6 Pro。
Google初の自社製チップ「Tensor」搭載ということで、例年よりも注目度が高いという印象の同シリーズですが、そのTensorチップの性能についてはまだ不明な部分が多いのも事実。
そんな中、Pixel 6 Proのものと思われるベンチマークスコアが「再び」Geekbench上で発見されました。
今回見つかったPixel 6 ProのGeekbench 5.3のスコアはシングルコアが1034ポイント、マルチコアが2756ポイントとなっています。
一方、9月初旬に見つかった同モデルのベンチマークスコアは:
この時と比べるとマルチコアは3~4割、シングルコアは倍以上のスコアになっており、だいぶ調整がすすんでいるという印象です。
一方、今年の最新クアルコム製ハイエンド向けチップ、Snapdragon 888のベンチマークスコアは:
やはりこれと比べるとTensorの性能はSD888よりも2割程度は下、という印象。
また、SD865やSD855と比べると:
コラらの情報から判断するに、少なくともベンチマーク上でのPixel 6 Proの性能はシングルコアではSD888と同程度か少し劣るくらい。マルチコアではSD865とSD855搭載機の間くらい、という実力になりそうです。
ちなみに最近急に搭載モデルが増えてきているクアルコムの最新ミッドレンジ向けチップ、Snapdragon 778Gはマルチコアでも2000ポイント台後半を軽く出しているので、最新のチップでいうと、このTensorチップの性能はこのSD778Gより少し優秀なくらい、といった感じかもしれません。