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スピードスケートのワールドカップ第4戦は11日、カナダで大会2日目のレースが行われ、女子1000メートルで小平奈緒選手が優勝しました。小平選手は、これが500メートルと合わせてワールドカップ通算34勝目で清水宏保さんが持つ日本選手の最多勝利数に並びました。

カナダのカルガリーで開かれているスピードスケートのワールドカップ第4戦は11日、大会2日目のレースが行われ、このうち女子1000メートルに、ピョンチャンオリンピックのこの種目で銀メダルを獲得した小平選手が出場しました。

10組中最後に登場した小平選手は、前半からスピードに乗り、600メートルを全体トップで通過すると、後半もスピードを維持して1分12秒51でフィニッシュし、今シーズンのワールドカップのこの種目で初優勝を果たしました。

この結果、小平選手はワールドカップの1000メートルで通算6勝目、500メートルと合わせた通算勝利数を34勝とし、清水宏保さんが持つ日本選手の最多勝利数に並びました。

また、小平選手はこのレースの前に出場した女子500メートルで36秒76をマークして2位に入り、来年2月に開幕する北京オリンピック前、最後の国際大会で実力を示しました。

女子1000メートルで優勝した小平奈緒選手は「だいぶ調子が上がってきていると実感した。まだしっくりこないところがあるので、何も考えずに体が乗っていけるようになればよりタイムは上がってくると思う」と話し手応えを感じている様子でした。

また、清水宏保さんが持つワールドカップの日本選手の最多勝利数に並んだことについては「何勝したかというよりは、多くの選手たちと競い合うことができたんだなと実感している」と冷静に話していました。

女子団体パシュートは2位

このほかの種目では、女子団体パシュートに高木美帆選手、高木菜那選手、
佐藤綾乃選手が出場し、2分52秒89でフィニッシュしましたが、優勝したカナダにわずかに届かず2位でした。