宮城・大河原町 養豚場で「豚熱」、約1万2000頭を殺処分
宮城県大河原町の養豚場できのう、家畜伝染病の「豚熱」が確認され、県がブタの殺処分を行っています。
宮城県によりますとおととい、大河原町の養豚場のブタに発熱や皮膚の変色などの症状が出ていると連絡があり、国の研究機関が調べたところ、きのう「豚熱」への感染が確認されました。宮城県内の養豚場で「豚熱」の感染が確認されたのは初めてです。県は、この養豚場のブタと取り引きのある養豚場のブタあわせておよそ1万2000頭の殺処分を昨夜から始めました。
この養豚場の半径10キロ圏内には7つの養豚場がありますが、ブタにワクチンを接種しているとして、移動や出荷の制限は行わないということです。宮城県は、今月20日までに殺処分や埋却などの防疫措置を終わらせる方針です。