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 アフラックをかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは12月13日11時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。

 フィッシングメールの件名は、「アフラック保険から重要なお知らせ」が確認されている。

 メールの本文は以下の内容が確認されており、個人情報を確認するためとして、記載されたURLへアクセスするよう誘導している。

いつもアフラック生命保険をご利用いただきありがとうございます。
この度、当社はセキュリティシステムの大幅なアップグレードを実施しているため、ご登録された個人情報を再確認する必要がございます。
つきましては、以下へアクセスの上、ご登録された個人情報の確認にご協力をお願い致します。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)

メール文面の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先はアフラックの会員向けサービス「アフラック よりそうネット」のログイン画面を装ったウェブサイトで、ログインID、パスワード、生年月日の入力が求められる。入力してログインの操作をすると、続けて、暗証番号、受け取り口座番号の入力画面が表示される。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

https://aflac●●●●.com/

 フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。その上で、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。

 アフラックでは、二次被害を防止するためとして「アフラック よりそうネット」のサービスを一時的に停止している。

 あわせて、同社でも注意喚起を実施。不審なサイトへのリンクをクリックしてしまった場合は、誘導先のページでログインIDやパスワードを入力せず、すみやかにウェブブラウザーを閉じるようにと呼び掛けている。もしも、ログインIDやパスワードを入力してしまった場合は、同社が設けた専用のコールセンターに問い合わせてほしいとしている。