もっと詳しく

あるAnonymous Coward 曰く、

NHKFNNプライムによると国土交通省が国の基幹統計の1つで、建設工事の受注動向などを毎月調査する「建設工事受注動態調査」において不適切なデータ処理を行ったことでデータを二重計上する誤りがあったことが判明した。

この統計はサンプルで選ばれた建設事業者に調査票を配り毎月の受注額を集める統計調査で、調査票が期日までに提出されなかった場合は推計値を計上し、遅れて提出された場合は遡って提出された値に修正すべきところを直近の月にまとめて受注したとみなして処理するよう都道府県に指示していた。これにより推計値と回答値が二重に計上されることになった。

回答を遅れて提出する事業者が多くいたことが不適切な処理をした背景にあるようだが、こちらの都合で相手にお願いをしたものの、欲しい期日までに回答が届かず適当に誤魔化したり、期日遅れの処理を楽をするため定められた手順をすっ飛ばして落とし穴にハマるというのは国に限らずよくありそうだ。

すべて読む

| 日本

| 統計

| 政府
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

食塩水接種で証明書を手に入れようとしたギリシャの反ワクチン、賄賂取られて本物も打たれる
2021年11月11日

Microsoft Power Apps で個人情報を含む計 3,800 万件のレコードが流出、その原因は仕様?
2021年08月27日

三菱電機、鉄道向け設備で1980年代から不正検査。数値を偽装する専用プログラム用意
2021年07月02日

8割近くの企業は電子メールのなりすましを防ぐDMARCを採用していない
2019年08月02日

今度はKYBが免震制震装置でデータ改ざん
2018年10月19日

神戸製鋼の不正は40年以上続く「伝統」だった?
2017年10月18日