NTTドコモとKDDIは15日、携帯会社を乗り換えても継続してキャリアメールを利用できるサービスを開始した。NTTドコモは16日から「ドコモメール持ち運び」サービスを提供開始。KDDIも20日から「auメール持ち運び」を提供すると発表した。両社とも月額利用料金は330円(税込)に設定されている。ソフトバンクに関しては15日段階では発表されていないが、ケータイ Watchの記事によれば、同様のサービスを年内に提供予定。詳細は後日発表するとのこと。なおNTTドコモ、KDDIともにメール保存期間などの提供条件が設定されているので注意されたい(「ドコモメール持ち運び」を提供開始、「auメール持ち運び」を12月20日から提供開始、ケータイ Watchその1、ケータイ Watchその2、ケータイ Watchその3)。
coara 曰く、
携帯キャリア3社において安価な選択肢であるahamo、povo、LINEMOといったサービスが提供されたが、そちらを選ぶとキャリアメールを諦める必要があるという問題があった。それに対して以前から総務省は有識者会議を通じて指摘してきたが、携帯各社は今月中にもこれに対応するサービスを提供することになったようだ(読売新聞)。
さくらインターネット等のメアドのみのサービスと比べると割高に感じるが、旧来iモード、EZ WIN/ISNETサービスに付いてきたキャリアメールをそのままの価格で使えると考えれば悪くはないのではないだろうか。
auは2022年3月31日に3Gの停波を予定しており、メアドのために今より高いプランに移行するか、メアドを諦めるかという状態になっていた。それに間に合った形となる。
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