市原市中野のオリーブコミューンンさんを訪問。
と言っても、車で3分くらいの場所なので折に触れては伺っています。
もちろん、オリーブの木やハーブなどにはナルナルを使って樹勢を良くしています。
元々このオリーブはチュニジアとご縁のある園主の高山さんが、チュニジアから運んで植えました。
しかし、オリーブを採取して油を搾って販売するには約80本では少なすぎたようです。
でもね、せっかくオリーブで地域おこしをやっても資金がないと継続できませんよね。
高山さんだって無限にお金があるほどの超お金持ちではありません。
なので、
活動資金稼ぎの一つとしてチュニジア産のオリーブオイルの販売を行うことになりました。
その商品が到着し、写真撮影するそうで、庭の木の切り株を運んでオリーブ畑で撮影する事になりました。
切り株を動かす前の写真は撮ってませんでしたが、
移動した後の写真がこれです。
撮影は任せて、ふもとに戻ると切り株のあった場所に白いモノが見えます。
菌糸っぽいです。
丸い丸太を置いた跡は湿っています。
そこに地表に這った根っこと、根っこの先端あたりに白い菌糸が密集しています。
根っこは何の根っこかはわかりません。
周囲の雑草も枯れています。
円の中心のやや上あたりから根っこは広がっているようでした。
そして、白い菌糸は、四方に伸びた根っこの細い根、細根の周りに広がっています。
菌糸の片間っている場所を見ると、まるで綿菓子のようです。
縁日で売っているおなじみの綿菓子ですが、
綿菓子も細い糸が絡まって一つの塊になっているのはご存じの通りです。
農家なり、植物愛好家なり、植物栽培者にとって、根っこにこんなに沢山の菌糸(カビ)が発生したら間違いなく病気だと思うはずです。
写真のように、根っこに大量にくっつていはびこっている菌糸は、管理されている畑や庭で見かけることが少ないことで、あまり知られていないからかもしれませんね。
しかし、一歩、野山に分け入ればこのような光景は随所にみられるのです。
オリーブコミューンのある場所は人跡未踏の密林などではなく、東京から1時間ほどの場所ですから。
この白くて細い菌糸は、根っこの入り込めない、わずかな土壌の隙間に入り込み養分や水分を取り込みます。
白い菌糸は、すでに植物と一体化していて、植物細胞の中にまで菌糸が侵入します。
菌糸が細胞に侵入している様子を数多くの学者が研究しています。
そんなおひとりが、ツイッターで様々な菌根菌の写真を積極的に公開しています。
Takeshi Sentokuさんのツイートにリンク
Takeshi Sentoku@DvRiD8f52XatGLr
arbusculeのtrunkが細胞壁を突き抜けようとしているの図
#菌根菌 #mycorrhiza #arbuscule https://t.co/FMnkPhygVA
菌根菌の菌糸は、地面に潜って土の主成分である鉱物を溶液で溶かして菌糸の体内を経由して植物の体内に取り込みます。
鉄や、マグネシウム、カルシウムなど植物にとって必要な栄養素が溶かして取り込むのです。
このような菌を菌根菌(きんこんきん)と呼びます。
このカ写真の白い綿菓子のような菌糸は一種類で構成されているのではないことに注意が必要です。
少なくともこの菌糸には、数十の種類の菌根菌やその仲間たちが共生していて、共に植物と生きて地球生物圏を形作る仕事をしているということです。
白い菌糸は目に見えましたが、肉眼で観察ではない、顕微鏡下の世界に膨大な生命が活躍しているのです。
最近、ようやく研究が進んできて、その種類や生態が少しづつ判明してきています。
人間のお腹の中の腸内細菌のように、菌根菌が植物にとって不可欠な共生菌であるのです。
その種類も数も膨大な数になりそうです。
いままで、人間が知らなかっただけで、共生菌は何億年も前から、植物たちと共生活躍していたのです。
下の写真をクリックしてみましょう。
拡大して表示されるはずです。
白い塊部分を拡大すると、大小さまざまな水滴を確認することができます。
菌糸の細い糸の一本一本もホースのようになっていて、糸の中を養水分が行き来しています。
水玉の袋のような小さな水滴は、まるで水筒のように水をためている貯水槽の役目をしているのです。
良い畑の土壌は団粒化していると言われます。
団粒化すると、土はさらさらなのに水はけが良い、植物の育ちやすい環境の土壌です。
下の図は、かつて私が作成したイラストです。
昔の作図ですが、おおむね合っていると思います。
水の絵は、想像で書いていましたが、水粒の形で存在しているのが正解のようです。
土と水が混じった泥のような存在では、通気性の確保ができません。
こちらに説明文章があります。イラスト初出の場所
下記のリンクは最初に開設したホームページに掲載した文章です。
ナルナルのホームページは未整理で分かりづらくて申し訳ありません。
また、読んだことのない方もいると思います。ここに掲載している微生物の数は、現在の調査で大幅に増加しているようです。微生物の世界の未知数な様子は、調べれば調べるほど増えているのが現状です。
◎ 土の命-植物と微生物 ナルナルの土壌栽培科学
先ほどの写真の菌糸の塊を拡大してみました。
とても美しく白い菌糸が巡っています。
水玉も沢山見えました。
◇土耕菌ナルナルの詳細はホームページへ
http://www.narunaru.info/index.html
土壌菌についての解説しています。
◇モンパの被害が多発しています。
ナルナルで被害を最小限に食い止めましょう。
モンパ対策のページ
http://www.narunaru.info/monpa-1.html
◆ナルナルを購入する。
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◆FB土耕菌ナルナル【公式】
やや難しいことがリンクされてます。
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◆ナルナル畑・農業交流会
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消費者と生産者が直接コンタクトを取る交流のページです。基本ルールはナルナルを使って栽培された果樹や野菜であることです。
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◆ツイッター #agurikin 石井一行
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◆現代農業2016年10月号にナルナルボカシや樹木への効果等の記事が多数掲載されています。是非お読み下さい。
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