Appleは日本時間12月17日、「macOS 12.2」の最初のベータ版を開発者向けにリリースしました。
パブリックベータ版はまだのようです。
macOS 12.1は14日に一般公開されていました。
新たにリリースされたバージョン
- macOS 12.2 beta (21D5025f)
今回確認された新機能や変更点
Apple Musicアプリのネイティブ化
9to5Macによると、Apple MusicアプリがmacOSネイティブアプリとして作り直されているようです。
2019年にAppleがmacOS Catalinaを導入した際、iTunesアプリはミュージックアプリに置き換わりました。しかしながら、名称は変われど、macOSのミュージックアプリはiTunesのバックエンドを保持しており、基本的には多数のWebコンテンツをアプリに表示される仕組みでした。
これがmacOS Monterey 12.2 Betaでようやく変更され、ミュージックアプリのバックエンドにいくつかの大きな変更を加えているようです。たとえば、macOSのネイティブインターフェースフレームワークであるAppKitを使用するようになっており、コードを確認すると、ミュージックアプリはWebコンテンツをネイティブアプリに変換するためにAppleが開発した技術であるJETを使用しているようです。
ミュージックライブラリなど、ミュージックアプリの一部はすでにネイティブでした。これが現在、曲の検索結果ページがウェブページとしてではなく、ネイティブインターフェースで表示されるため、新しい曲の検索がより速くなったことを体感できると9to5Macは指摘しています。
このほか、Apple TVアプリもまた、JET技術を用いネイティブバックエンドでリビルドされているようです。
ProMotionに最適化
MacRumorsによると、ProMotionをサポートする14インチと16インチMacBook Proで、macOS 12.2 betaにアップデート後Safariのスクロールとパフォーマンスがよりスムーズになったと報告が出ており、ProMotion機能が意図通りに機能していることが示唆されています。
ProMotionは、Mac上の一部のアプリでは機能していましたが、Safariなどいくつかのアプリで正常に機能していませんでした。
これまでに確認されている新機能
iOS15/iPadOS 15/watchOS 8/tvOS 15については次をご覧ください。
パブリックベータについて
ユーザーは、Appleの用意する次のサイトからパブリックベータに登録できます。
Apple Beta Software Programに参加するには、無料のメンバー登録が必要です。
有効なApple IDを所有し、登録時にApple Beta Software Program契約に同意することで、だれでも参加できます。
続いて、使用しているデバイスを登録してパブリックベータにアクセスし、最新機能を試すことができます。「フィードバックアシスタント」Appを使ってAppleに直接フィードバックを送信することでもできます。
パブリックベータは現在、iOS15、iPadOS15、tvOS15、watchOS8、macOS Monterey 12でそれぞれ利用可能です。
Source:iOS & iPadOS Release Notes, macOS Release Notes, News – Apple Developer
新しいiPhoneやiPod touchの情報は新型iPhoneの噂カテゴリーにまとめてあります。
新しいiPadに関する情報は新型iPadの噂カテゴリーにまとめてあります。
iMacの情報はiMacカテゴリーに、MacBook ProやMacBook Airの情報はMacBook Pro, Airカテゴリーにまとめてあります。
AirPodsの情報はAirPodsカテゴリーにまとめてあります。
iOS15とiPadOS15に関する情報はiOS 15カテゴリーに、iOS14とiPadOS14についてはiOS 14カテゴリーに、それぞれまとめてあります。