俳優の吉沢亮さん主演の大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(NHK総合、日曜午後8時ほか)。いよいよドラマは残り2回となり、12月26日放送の最終回に向けて、物語はクライマックスを迎えようとしている。ここに来て改めて、その存在の大きさを感じさせてくれているのが、“もう一人の主人公”徳川慶喜を演じる草なぎ剛さんだ。12日放送の39回「栄一と戦争」では、栄一(吉沢さん)の見舞いに訪れた慶喜の口から、未来永劫(えいごう)を意味する言葉「尽未来際」が飛び出し、視聴者の涙を誘ったほか、終盤の、静かで重い「告白」も注目を集めた。ドラマには初回から登場し、作品を大いに盛り上げてきてくれた「草なぎ剛“慶喜”」の姿はスタッフにはどう映っていたのだろうか。