16日、大阪・守口市にある浄水場で起きた事故で、水道管を埋設するための穴の中に取り残されていた作業員1人が47時間後に救助されました。
男性は無事だということです。
16日、大阪・守口市にある大庭浄水場で水道管の埋設作業を行っていた際、掘っていた穴が、突然、水につかる事故があり、中にいた作業員3人のうち2人は自力で脱出しましたが、25歳の作業員の男性1人が取り残されました。
水につかった穴は深さ30メートルほどの場所に、横方向に掘っていた直径およそ1.2メートルのもので、警察と消防が水や土砂を取り除く救助作業を続け、47時間たった18日午前8時半ごろに助け出されました。
警察によりますと、男性は自力で歩くことができ、会話もできるということですが、念のため病院に搬送されたということです。
男性は穴の先端から900メートルほど入った場所で見つかり、当初から救助隊とは継続的に会話できていたということです。
また、穴の中は15度から20度と、比較的、暖かかったほか、土砂の隙間から棒を差し込み、食べ物を届けることができたということです。
警察は、今後、関係者から話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べることにしています。