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LINE関係のトラブルが2件報じられている。台湾で政府要人が利用しているLINEのアカウント約100名分がハッキング攻撃に遭い、個人情報が流出していることが判明した。台湾の内務省刑事局は28日が発表した。ハッキングされたのは台湾の当局者や軍の高官などのアカウントで、暗号化機能が無効化され、個人情報が流出していたとされる。攻撃にはイスラエル「NSO Group」のスパイウェア「Pegasus」が使用されていた可能性があるようだ(中央通訊社NHK日経新聞)。

こちらは日本の話題で、LINEは昨年10月、同社のチケット制ライブサービス「LINE Face2Face」において、外部から特定の方法を使うことで動画がダウンロードできる状態となっていたと発表した。同サービスはコロナ禍でやりにくいトークイベントや握手会の代替イベント向けサービスとして提供されていたもので、アイドルや俳優などと1対1で会話ができた(LINESecurity NEXTケータイ Watch)。

動画には配信者と参加者が見える状態で音声に関してもそのままだったようだ。オンライン握手会の参加者などが写った動画132件が中国の「bilibili」にアップロードされていたことが判明していたという。見つかった動画に関してはすべて削除されたとしている。なお公表まで9カ月かかった理由に関しては、問題発覚時の確認や社内の議論が不十分だったためだとしている。

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