アメリカ・ニューヨーク市では19日の時点で、1日に報告される新型コロナウイルスの新規感染者数が1万5000人を超え過去最多となりました。
変異ウイルス、オミクロン株の感染も急速に拡大するなか、ニューヨーク市長は、ワクチンの追加接種をした人に100ドルを支給する期間限定の施策を行うと明らかにしました。
アメリカ・ニューヨーク州の統計によりますと、ニューヨーク市では、19日の時点で、1日に報告される新型コロナウイルスの新規感染者数が1万5000人を超え、過去最多となりました。
またCDC=疾病対策センターはニューヨーク州とニュージャージー州で、感染者に占めるオミクロン株の割合は92%にのぼると推定していて、オミクロン株の感染拡大を防ぐための対策が急がれています。
こうした中、21日、ニューヨーク市のデブラシオ市長は記者会見で、市などが運営するワクチン接種会場で21日から31日までに追加接種をした人に、100ドルを支給する新たな施策を発表しました。
市長はこれまでに感染しているかどうかを調べる検査所を新たに20か所以上増やすことも明らかにしています。
デブラシオ市長は、追加接種や検査を進めることで、外出や経済活動を厳しく制限する「ロックダウン」は何としても避けたい考えを改めて強調し、市民に協力を求めました。