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リチウム電池の材料である炭酸リチウム(以下リチウム)の価格が高額化しているという。調査会社のベンチマーク・ミネラル・インテリジェンスによれば、リチウム価格指数は2021年の5~11月に2倍に値上がり、年初来の上昇率は約240%ほどに高まっているという。これは5年前にデータを取り始めてから最も高い水準。WSJの記事によれば原因は、EV販売が拡大している一方で、環境問題やコロナ禍の影響による投資不足の影響などから、リチウム自体の供給はしばらく伸びないと見込まれているためだという(WSJ)。

また東方新報の記事によれば、中国で電気自動車(EV)の販売が増加していることから、リチウム資源の獲得合戦が過熱していることが原因であるとしている。中国企業の江蘇容匯通用鋰業によれば、昨年11月に1トン当たり4万元(約71万円)だった中国内でのリチウム価格は、今年11月には19万元(約339万円)台に達したという。12月には20万元(約357万円)を超えたとしている(東方新報[日経クロステック配信])。

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