shimotsuki 曰く、
現地時間12月26日、進化生物学・生態学・生物多様性科学に多大な貢献をしたエドワード・O・ウィルソン(Edward Osbourne Wilson)が92歳で亡くなった(E.O.Wilson Biodiversity Foundation(PDF)、New York Times、Reuter、時事通信)。
エドワード・O・ウィルソンは、1963年にロバート・H・マッカーサーと共著で種数平衡理論に関する論文を発表し、1967年にこれを含む著名な書籍『The Theory of Island Biogeography』を著したことで生態学と進化生物学に新たな基礎理論を打ち立てた。また、1975年に出版された『Sociobiology: The New Synthesis (邦題:社会生物学)』は、長く続く論争の幕開けとなった。1978年の『On Human Nature (邦題:人間の本性について)』、および1990年にバート・ヘルドブラーと共同で出版した『The Ants (邦題:蟻の自然誌)』ではピューリッツァー賞を受賞している。日本との関係では、1993年に国際生物学賞、2021年にコスモス国際賞を受賞している。
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