フェンシングで日本に初めて五輪の金メダルをもたらした男子エペ団体の山田優(自衛隊)宇山賢(三菱電機)加納虹輝(JAL)見延和靖(ネクサス)が31日、快挙から一夜明けて東京都内で記者会見した。チーム最年長の34歳、見延は「夢がかなってにわかに信じ難い気持ちがあるが、少しずつ実感が湧いてきた」とはにかんだ笑顔で喜びを語った。
強豪のフランスなどを破り、欧州で人気のエペで五輪制覇。アンカーを務めた身長173センチの加納は「身長が低いことをメリットと捉え、低いなりに勝負していこうと思っていた」と話し、190センチの宇山は「一番大切にするのはフットワーク。動き続けること」と胸を張った。
エースとして引っ張った山田は「まだ、ふわふわしたような夢のような感じ」と感激していた。