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沖縄県は2日、新たに51人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

一方、県内で市中感染が進んでいるとみられるオミクロン株の遺伝子を調べたところ、感染経路が分かっていない複数の人から、基地従業員と同じ系統が確認されたということです。

沖縄県によりますと、新たに感染が確認されたのは10歳未満から90歳以上までの男女51人です。

推定される感染経路は家庭内が7人、職場内と飲食がそれぞれ3人、施設内とその他がそれぞれ2人となっていて、今のところ34人の感染経路は分かっていません。

入院している人は今月1日より6人増えて、2日現在103人となっていて、国基準の重症者は5人となっています。

一方、沖縄県が国立感染症研究所の協力を得てオミクロン株の遺伝子を解析したところ、アメリカ軍キャンプハンセンの従業員などからは2系統の株が確認されたということです。

このうち1つの系統は嘉手納基地の従業員からも確認されるとともに、感染経路が分かっていない複数の県内の人からも確認されたとして、市中感染の背景にはアメリカ軍基地での感染拡大があるという見方を示しています。

ただ、沖縄県は県外からオミクロン株が入ってきた可能性もあるとして今後詳しく調べるとしています。

このほか、2日にアメリカ軍から沖縄県に、新たに70人が感染していることが確認されたと連絡があったということです。

どこの基地で感染が確認されたかは説明がないということです。

沖縄県は県内全域に「コロナ感染拡大注意報」を出して混雑している場所への外出は控えること、会食は夜間を控え、4人以下2時間以内で行うこと、体調が悪いときは出勤・登校・登園などは控えるよう呼びかけています。