IntelのArc Alchemist A380デスクトップグラフィックス・カードの主要な仕様と、それに見合ったベンチマーク結果が、PCハードウェアのリークを続けるmomomo_usによって明らかにされました。このTwitterベースのPCデータ発掘者によると、IntelのエントリーレベルのデスクトップGPUは、128の実行ユニット（EU）を備え、最大2.45GHzで動作するとのことです。このまだ発売されていないグラフィックカードは、データリークによると、どうやら4.8GBのVRAMを搭載しているようで、どのようにしてその量に達したのかはよく分かっていません。SiSoft Sandraオンラインデータベースで集計されたGPU処理スコアの頭打ちを比較すると、GeForce GTX 1650 Super GPUとほぼ同等の性能であり、実際のゲームパフォーマンスと一致するかどうかは不明です。
Arc A380は、Xe-HPGアーキテクチャとDG2-128EU GPUを採用したブルーチームによる2つのエントリーレベルグラフィックスカードのうちの1つです。この最下位GPUでも、Intel Arc A350と呼ばれる、128のEUのうち96だけを有効にしたカットダウンバージョンが存在する可能性がある。しかし、Intelが256EUまたは384EUの中間市場向けGPUを作成するかどうかもまだ定かではありません。
Intel Arc A380のいくつかの重要なスペックは、このSiSoft Sandraベンチマークの実行によって確認されるようです。データによれば、128EUを有効にしたデスクトップGPUで、1,024個のFP32シェーディングユニットを提供しているという。また、SiSoftのテストでは、GPUは2.45GHzのクロックスピードで動作しています。システム情報およびベンチマークアプリが記録したその他のエキサイティングなスペックは、1MBのL2キャッシュと4.8GBのVRAM割り当てを含んでいます。
ほとんどのGPUは8Gbまたは16GbのGDDR6チップを使用しているため、最後の項目は少し奇妙に見えます。これは、Intelがおそらく5つの8Gbチップを使用することを示唆していますが、そのうちの1つのチップを完全に有効にしない可能性もあります。あるいは、これは未発表のGPUなので、単にSiSoft側の誤報かもしれない。メモリ帯域も25.68GB/sとやや低いようだ(GTX 1650 Superの46.69GB/sと比較して)。
性能の面では、新しいIntel Arc A380は、GeForce RTX 1650 Super、Radeon RX 580、最新のRTX 3050 TiラップトップGPUなどのGPUを搭載した他の製品に混じっているように見えます。SiSoft は、他の GPU テスト（特にゲーム）よりもはるかに合成的な性質を持つ傾向があるため、実際の性能はここで見ているものとは大きく異なる可能性があることにも注意してください。
言い換えれば、この種のリーク情報と同様、データにはひとつまみの塩を加えてください。今週末の「バーチャル CES」で、Intel はいくつかの発表を行う予定ですが、その中にはおそらく Arc Alchemist グラフィック カードの初弾に関するものも含まれていることでしょう。