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2時間の映画を数秒でダウンロードできる高速・大容量の5Gは、ことし基地局の整備が進んで、エリアが一段と広がります。

これに伴い、エンターテインメントの分野では5Gを使ったサービスが次々と開発されています。

5GとAR=拡張現実を組み合わせたKDDIのサービスでは、スマホの画面に彫刻作品を映すと、およそ20万の粒が形を変えながら滑らかに動くバーチャル映像が作品の周りに映し出されます。

東京 銀座の商業施設で4月まで実施していて、新しいアートの形として今後も展開していくことにしています。

スポーツの分野でも、楽天グループが去年、サッカーの試合の様子をスタジアムの観客がスマホで撮影すれば、画面に映っている選手の情報などをバーチャル画像でリアルタイムに表示するという実験を行い、今後、野球の試合で活用を検討しています。

5Gは医療や産業などの分野で活用が広がっていますが、ことしは芸術やスポーツ、音楽ライブといった身近な分野で、高速・大容量を生かした新しい楽しみ方が広がりそうです。