AMD、CES 2022に全力投球！20種類の新プロセッサと8種類の新グラフィックスカードを発表

AMDは、現時点でCES 2022で最も強力な展示を行っているので、忘れられることはありません。AMDは、Ryzen 5000およびRyzen 6000シリーズの新しいZen 3+プロセッサ20機種を展示しました。また、GPUについても、省電力・薄型ノートPC向けの新しいRX6000SシリーズGPUを3機種、ハイエンドゲーミングノートPC向けのRX6000MシリーズGPUを5機種展示しました。これらはすべて、AMD搭載の新型ノートPCに搭載される予定で、AMDは、さまざまなメーカーから200台以上の新型ノートPCが準備されていると述べています。

本日は、2月に発売される新CPU「Zen 3+」と新GPU「RDNA 2」の概要をご紹介します。

スペック表

モデル	コア数/スレッド数	ブースト周波数	キャッシュ	TDP
AMD Ryzen 9 6980HX	8C/16T	最大5.0GHz	20MB	45W+
AMD Ryzen 9 6980HS	8C/16T	最大5.0GHz	20MB	35W
AMD Ryzen 9 6900HX	8C/16T	最大4.9GHz	20MB	45W+
AMD Ryzen 9 6900HS	8C/16T	最大4.9GHz	20MB	35W
AMD Ryzen 7 6800H	8C/16T	最大4.7GHz	20MB	45W
AMD Ryzen 7 6800HS	8C/16T	最大4.7GHz	20MB	35W
AMD Ryzen 5 6600H	6C/12T	最大4.5GHz	19MB	45W
AMD Ryzen 5 6600HS	6C/12T	最大4.5GHz	19MB	35W
AMD Ryzen 7 6800U	8C/16T	最大4.7GHz	20MB	15-28W
AMD Ryzen 5 6600U	6C/12T	最大4.5GHz	19MB	15-28W
AMD Ryzen 7 5825U	8C/16T	最大4.5GHz	20MB	15W
AMD Ryzen 5 5625U	6C/12T	最大4.3GHz	19MB	15W
AMD Ryzen 3 5425U	4C/8T	最大4.1GHz	10MB	15W

ご覧のように、新しいプロセッサがたくさんあります。まずはエントリーレベルのRyzen 3 5425Uで、ほとんどの方が満足できるでしょう。4コア8スレッドのセットアップは、日常的な作業はもちろん、画像編集やビデオ編集などの負荷の高い作業にも十分に対応できます。下位機種のハードウェアは、映画やウェブ閲覧以上のことができるようになってきています。さらに上位機種になると、素晴らしい性能を備えたものが出てきます。

Ryzen 5 6600Hは、Ryzen 7シリーズが注目される中、見落とされがちな製品です。しかし、Ryzen 5は価格と性能のバランスが取れた中間的なCPUです。6コア、12スレッド、19MBのキャッシュ、4.50GHzのブーストスピードを備えたこのチップは、ビデオや写真の編集、さらにBlenderなどによる3Dレンダリングもこなすことができます。

また、この新CPUには、RDNA 2統合グラフィックスが搭載され、APUで初めてレイトレーシングが実現します。DDR5のサポートも入り、この新世代のCPUは、DDR5の実装がさらに進み、新しい時代の幕開けとなるでしょう。新しいiGPUは、ゲームができて、かなりいい仕事ができるでしょう。

グラフィックスのテーマに沿って、薄型軽量のゲーミングノートPCに焦点を当てた新しいRadeon RX 6000Sシリーズもあり、RX 6600S、RX 6700S、RX 6800Sが含まれています。残りの5つのGPUは、厚くて重いゲーミングノートPC向けです。新しいモデルは、6850M XT、6600M XT、6600M、6500M、6300Mです。新しいAMDのGPUはすべてAMDのSmartテクノロジーを搭載しており、SmartShift Maxを含め、システム全体でCPUからGPUへ、またはその逆に電力をシャッフルすることが可能です。

また、統合型グラフィックスとディスクリート型グラフィックスを切り替えて効率化を図ることができる「Smart Access Graphics」や、電源アダプターに接続されているかどうかを検知し、必要に応じて統合型グラフィックスに自動的に切り替えて電力を確保する「SmartShift Eco」などがあります。