こちらの記事では、ゲーマーならインストール必須のノイズ除去プラグイン「RTX Voice」の導入&設定方法を簡単に解説します。
[outline]
RTX Voiceとは
2020/4/16にNVIDIAからリリースされたノイズ抑制プラグインです。
「RTX Voice」を導入すれば、キーボードの打鍵音、生活音、ホワイトノイズなどあらゆるノイズを除去してくれます。
NVIDIA RTX Voiceは、NVIDIA RTX GPUとそのAI機能を活用して、ブロードキャスト、音声チャット、およびリモートビデオ会議会議から気が散る背景ノイズを取り除く新しいプラグインです。これにより、騒々しい環境での大音量のキーボード入力やその他の周囲のノイズなどの不要な音を気にすることなく、「ライブ」または会議に参加できます。また、RTX Voiceは、騒々しい環境でのプレーヤーからのバックグラウンドノイズを抑制し、着信オーディオを理解しやすくします。
先日、DiscordでもKrispが独自開発したAIによるノイズ除去機能がベータ版で実装されましたが、人によっては声が途切れてしまったり、音質が低下したりするので現時点では「RTX Voice」がおすすめです。
RTX Voiceの導入方法
残念ながら現時点で「RTX Voice」は全てのPCに導入できるわけではなく、いくつかの条件を満たす必要があります。
インストールするための条件
次の3つを満たして入れば問題なくインストールできます。
- OSがWindows10
- グラボがGeForce RTXまたはQuadro RTX
- グラボのドライバのバージョンが410.18以降
インストールの手順
まずは、下記のURLから「RTX Voice」をダウンロードします。
Setup Guideの項目の”Download the App”をクリックするとダウンロードが開始されます。ダウンロードが終わったら「NVIDIA_RTX_Voice_v0.5.12.6.exe」をクリックして実行してください。
後は指示通りに操作すればインストール完了です。
RTX Voiceの設定方法
インストールが完了したらデスクトップに「NVIDIA RTX Voice」のショートカットがあるので起動してください。
起動したらこのような画面がでてくるのでInput deviceの項目のみ設定していきます。
- 自分の使っているマイクを選択します
- Remove background~にチェックをいれます
- Noise Suppressionのバーを一番右までもってきます
Output device (スピーカー)の方で「RTX Voice」をオンにすると音質が変わったりする可能性があるので推奨されていないようです。
RTX Voiceがエラーで起動できない場合の対処法
上の画像のようなエラーがでる場合は、サウンドコントロールパネルで「RTX Voice」が無効になっている可能性があります。
このエラーがでたときの対処法は
- あらかじめのサウンドコントロールパネル開いておく
- RTX Voiceを起動する
- RTX Voiceを起動したらすぐにサウンドコントロールパネルの再生タブから「NVIDIA RTX Voice」を右クリックして有効にする
サウンドコントロールパネルの「NVIDIA RTX Voice」は、RTX Voiceを起動しないと出てこないので、起動したら素早く有効にしてください。これでこのエラーは直ります。
Discord側の推奨設定
1:左下の歯車をクリックして音声・ビデオのタブに移動します。
2:入力デバイスをNVIDIA RTX Voiceに変更します。
3:音声処理設定からノイズ除去をオフにします。
Discord側の設定はこれで完了です。
おわりに
この記事では「RTX Voice」の導入&設定方法を簡単に解説しましたが、いかがだったでしょうか。
VCを繋げてゲームをするときにキーボードの打鍵音やノイズが入ると不快に感じる人も多いと思います。それがこのプラグインを1つ入れるだけで解決するので、ゲーマーの皆さんには是非導入してもらいたいですね。