CES2022にてNVIDIAはハイエンドモデルのGeForce RTX 3090 Tiとエントリー向けのRTX 3050の発表を行いましたが、遅れること一週間、NVIDIAでは既に登場しているRTX 3080に対してVRAMとコア数を強化したRTX 3080 12GB版の発表を1月11日に予定しているようです。
GeForce RTX 3080 12GB版は1月11日発表、発売予定
NVIDIA To Unveil GeForce RTX 3080 12 GB Graphics Card on 11th January
NVIDIA GeForce RTX 3080 12GB版については、当初はRTX 3070 Tiの16GB版と共に2021年12月17日発表で予定がされていましたが、wccftechが独自に入手した情報によると米国太平洋時間で2022年1月11日 6:00(日本時間:2022年1月11日 23:00)にRTX 3080 12GB版のみ発表されるようです。
また、同日に予約または発売自体が行われる可能性があるようで、CES2022のような大々的な発表会という形では行われず、RTX 2060 12GB版のようにプレスリリースという形だけで発表される可能性が高そうです。
RTX 3080 12GBの概要について
既存のRTX 3080ではメモリーモジュール2枚分のスペースが空けられていますが、RTX 3080 12GBについては、この場所に1GBのメモリーモジュールを搭載すると見られています。また、メモリーモジュールが追加されるのに伴い、バス幅は320-bitから384-bitに拡充され、帯域幅は760GB/sから912GB/sと20%帯域幅が拡大されます。
また、GPU自体も現行のRTX 3080に対して強化がされており、現行のRTX 3080ではGA102-200と呼ばれるGPUが採用されておりCUDAコアが8704基搭載されていますが、RTX 3080 12GBについてはGA102-220と呼ばれるGPUが採用され、CUDAコアは8960基で256基、2.9%CUDAコアが増やされています。
価格はRTX 3080 Tiの最安値モデル程度に。10GBとは併売される模様
RTX 3080 12GBについては、メモリーモジュールが追加されている関係から現行のRTX 3080に対して値上げがされる事はほぼ確実と見られています。一方で、RTX 3080 Tiの最安モデルよりは下回ると見られているため、17万円から18万円程度で販売されると考えられます。
なお、現行のRTX 3080については引き続き販売は継続されると見られており、RTX 3080には10GB版の12GB版の2種類が存在することとなりそうです。
RTX 3080 12GBについてはVRAM容量だけではなく、帯域幅やCUDAコアも強化されているため、10GB版のRTX 3080に対してどれほどパフォーマンス面で差があるのか気になるところです。
もしこれからRTX 3080などハイエンドモデルを買うのであれば、Farcry 6など10GBのVRAMでは足りないゲームも出ているため、1万円程度の差額であれば元々が高いので12GB版を買った方が長く使える気はします。ただ、10ヶ月程度でRTX 4000シリーズも登場することやIntel Arc Alchemistの登場でグラフィックスカード価格が下がる可能性もあるので、急いで買う理由はあまり無さそうです。
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