本堂瑛祐(ほんどうえいすけ)は、コナンの正体が工藤新一であることを知っています。
それは、コナンが自ら直接話したから。
なぜ話したのか、何の回、何話なのか。まとめました。
本堂瑛祐とは何者なのか?
本堂瑛祐は、蘭と同じ帝丹高校に通っていました。
「赤と黒のクラッシュ」で明らかになりますが、水無玲奈(本名:本堂 瑛海)の弟です。姉の水無玲奈(キール)は黒の組織の一員ですが、CIAとして潜り込んだスパイ。父はCIAのイーサン・本堂です。
本堂瑛祐は、姉の水無玲奈を探していたことから黒の組織に狙われる可能性が高く、証人保護プログラムを受けるようすすめられていました。それは、姉の水無玲奈の希望です。
ところが、 本堂瑛祐は証人保護プログラムを受けずに自分もCIAを目指すために、アメリカに行くことを決意します。
なぜコナンは本堂瑛祐に正体を話したのか
コナンが本堂瑛祐に正体を打ち明けたのは、第508話「 カラオケボックスの死角(後編) 」のエンディング直前です。
本堂瑛祐はコナンに、アメリカに行く前に一目惚れした蘭に告白しようと思っていると話します。
しかし、蘭は「工藤新一」に想いを寄せている、そこでコナンが連絡先を知っている工藤新一に「蘭に告白してもいいか」聞いて欲しいと尋ねます。そして続けて「ゆくゆくはアメリカに連れてって幸せに暮らすつもりだってね」と。
コナンは「ダメだよ。」と一言。
本堂瑛祐は 「君じゃなくて新一さんに聞いて欲しい」と言いますが、コナンは「だからダメだっつてんだよ」と。
本堂瑛祐の「まさか君は」の問いに対して、コナンは「あぁ、そのまさかさ」と。
それにより本堂瑛祐は、コナンから「コナンと工藤新一の正体」を知ることになります。
ところが、本堂瑛祐はコナンの正体に初めから気づいていた!?
コナンが自ら打ち明けたとき、 本堂瑛祐は「これで謎は解けました!」 「やっぱり君は工藤新一だったんですね。 」と話します。
本堂瑛祐が蘭を好きなのは本当ですが、蘭と暮らすつもりなどの言葉は新一に対しての煽りだったということになります。
本堂瑛祐が「コナン=工藤新一」だと気づいていたタイミングは、姉のことを探すために毛利小五郎について調べていたとき。
「眠りの小五郎をやり始める前と後で、推理力が桁違いであること」「眠りの小五郎のそばにはいつもコナンがいること」「眠りの小五郎出始めたころから新一は休学していたこと」だから予想はしていたと。
また、 本堂瑛祐はドジではなく一度だけ、わざとコケたことがあると話します。しかもそれはコナンと初めてあった時。
その際、コナンに対して「初めまして毛利探偵。お会いできて光栄です。」と言っています。つまり、「眠りの小五郎」は「コナン」であると、始めから気づいていたということになるのです。
本堂瑛祐はコナンも認める切れ者
第501話「赤と黒のクラッシュ」でコナンは、灰原哀との会話中「 本堂瑛祐が承認プログラムを受けずに、味方になってくれるかもと思っている」「あいつドジだけど結構頭キレるからな」と話します。
コナンは、ドジながらも鋭い観察力を持っている、本堂瑛祐を認めているようですね。だから新一であることを自ら話したのだと思います。
コナン自身も本堂瑛祐は、信頼できる人間で強い味方になってくれると踏んでいるのですね。