日本総合研究所は11日、イトーヨーカ堂や凸版印刷などと連携し、食品ロスを減らすための実証実験を始めると発表した。賞味期限が近づいた食品の価格を下げるほか、電子チラシを使って産地情報を提供して消費者に購入を促し、食品廃棄の削減につなげる。
実験は経済産業省の委託事業として、12日から2月末にかけて東京都墨田区のイトーヨーカドー曳舟店で実施する。
値下げは、商品の需要に応じて価格を変動させる「ダイナミックプライシング」と呼ばれる手法を使う。豆腐や菓子パン、甘味類などを対象に、消費期限や賞味期限が迫った場合に表示価格を引き下げる。