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米副大統領 今月シンガポールとベトナム訪問へ 対中包囲網加速狙い

 アメリカのバイデン政権は、ハリス副大統領が今月、シンガポールとベトナムを訪問すると発表しました。

 ハリス副大統領は今月、シンガポールとベトナムを訪れ、両国の首脳と地域の安全保障や新型コロナウイルスへの対応、ルールに基づく国際秩序を促進するための取り組みなどについて議論します。

 ホワイトハウスは今回の訪問について、「インド太平洋の重要なパートナーである両国との関係強化と経済協力の拡大」が目的だとしています。シンガポールとベトナムはオースティン国防長官が先月下旬に訪れたばかりで、バイデン政権としては政権ナンバー2のハリス氏を派遣することで東南アジアを重視する姿勢をアピールするとともに、覇権主義を強める中国に対し国際的な包囲網作りを加速させる狙いがあります。