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カプコンは、2022年1月13日にハンティングアクション『モンスターハンターライズ』Steam版をリリースします。

本作は、ニンテンドースイッチ向けに2021年3月発売された同作のPC移植版。和風テーマの世界観で、プレイヤーであるハンターは「カムラの里」を拠点にさまざまなモンスターとの戦いを行うことになります。

縦横無尽の移動が可能な新アクション「翔蟲アクション」や、群れから里を守る防衛クエスト「百竜夜行」など新要素が多数追加された本作。Steam版では、4K解像度対応などPCならではの特徴も搭載されています。

本稿では、いよいよ発売が迫るSteam版『モンスターハンターライズ』の先行プレイレポをお届け。より美麗に描かれるモンハンライズ世界を、スクリーンショットとともに紹介していきます。

Steam版『モンスターハンターライズ』の変更点!

◆4K解像度対応
解像度設定やフレームレート設定などの画質調整が可能なほか、テクスチャを高解像度化することができ、より精細な表現でゲームを楽しめます。

◆グラフィックスオプションによる最適化
「グラフィック詳細設定」を選択すると、より高度な設定変更を行うことができ、自身のゲーム環境に応じた細かな調整による快適なプレイが可能です。

◆ボイスチャット対応
ロビーメンバーとのボイスチャット機能を利用することで、より深いコミュニケーションが可能となり、クエスト中の連携プレイにも活用できます。

◆キーボード&マウス操作を最適化
ゲームパッド操作に加えて、キーボード&マウスで操作することが可能。キーボード用ショートカットの設定などもカスタマイズすることができます。

◆ウルトラワイドディスプレイ対応
基本となる16:9の画面比率に加えて、21:9のウルトラワイドディスプレイでも最適表示させることが可能。迫力あるゲームプレイが体験できます。

ニンテンドースイッチ版をベースに、豊富なカスタマイズ要素を追加したSteam版の本作。まずはグラフィックオプションについて見ていきましょう。ゲーム内オプションの「DISPLAY」では、フルスクリーン/ウィンドウモードの切替や解像度の変更などはもちろん、マルチディスプレイ向けに表示ディスプレイの変更なども可能です。フレームレート上限は30から無制限まで用意されています。

項目内の「詳細なグラフィックオプション」では自身のPCスペックに合わせた細やかなカスタマイズが可能。高解像度テクスチャの使用や各種表現のON/OFFなどを、実際に切り替えたイメージで参照できます。また、使用しているグラフィックカードのグラフィックスメモリ使用量を直接確認しながら設定できるのも嬉しい部分です。

オーディオオプションでは通常のBGM音量設定などにくわえて、PC版で追加されたボイスチャットに関する項目も搭載。ゲームウィンドウをアクティブにしていない際に、ゲームサウンドを流さないようにする設定なども追加されています。

そしてPC版でキーボード&マウス操作を行うプレイヤー向けのカスタマイズ項目は、非常に細かく設定可能です。設定項目は「メニュー画面」「近接武器種」「遠距離武器種」に分かれていて、移動や攻撃の基本項目はもちろん翔蟲の使用キーなども好みのボタンに変更できます。キーボード向けのショートカットキーもあり、より直感的な操作も可能になりそうです。

なお、PC版向けの最低/推奨動作環境は公式ページで公開されています。

カメラ演出も設定可能。

美麗グラ&快適動作で狩猟が楽しい!

実際にゲームプレイして感じるのは、やはり高解像度テクスチャによる画面の細やかさ。筆者が少し明るい画面設定にしているのもありますが、拠点「カムラの里」はもちろん、クエストで訪れる各フィールドも美麗で、里に咲き乱れる花などの風景には思わずうっとりとするような華やかさも感じられます。

モンスターの毛並みや体表はもちろん「マガイマガド」の発する鬼火などの演出も非常に美しく表現。フィールドでは「大社跡」の朽ちた建物、「溶岩洞」の壮大な洞窟など、それぞれのエリアごとの特徴的な建物の雰囲気に圧倒されるようです。また、高解像度では草木や水の「影」の表現は必見ですよ。

試しに筆者の環境(グラフィックカード:NVIDIA GeForce RTX 3070/メモリ:32GB)でグラフィック品質を可能な限り引き上げたて通常プレイをしてみました。グラフィックスメモリはかなりギリギリまで使用していましたが、プレイ中は美麗なグラフィックを楽しめたまま動作に影響が出ることはありませんでした。

戦闘中の操作入力に遅延が発生することもなかったため「モンスターの予備動作をより見極める→回避」のアクションがやりやすい印象を受けました。慣れている熟練ハンターの方であれば、これまで以上に快適な狩猟ができるかも知れません。マウス&キーボード操作も、ショートカットと翔蟲アクションに関してはより直感的に操作できます。

また、現在は先行プレイ用ビルドだからかも知れませんが、ゲームの各種ローディングが短かったのも好印象。全体的に美麗なグラフィックで軽快に遊べるため、より快適な狩猟を楽しめるのではないかと思います。とはいえ、もちろんこれはある程度PCスペックが要求される内容であることは間違いありません。

高解像度のライズ世界をゆっくり観光しよう!

ここからはゲーム内のスクリーンショットにて、Steam版の美麗な世界を紹介していきます。現在配信中の体験版では、クエストの舞台となるフィールドでのプレイとなるため拠点「カムラの里」や「溶岩洞」「寒冷群島」などを見ることができませんでした。

「カムラの里」はたたら製鉄が盛んということもあり、そこら中に製鉄の炎や煙が見えるだけでなく、豊かな水を湛えた川が流れている素晴らしい雰囲気。里の中にはさまざまな隠れ観光スポットも多く、翔蟲で移動すると思わぬ発見をすることも珍しくありません。

また、やはり本作の美麗なグラフィックで見てほしいのはモンスター達。毛並みや体表はもちろん、「マガイマガド」の発する鬼火などの演出も非常に美しく表現されています。もちろんモンスターだけでなく、頼れるオトモたちのフサフサの毛並みにも要注目してほしいところです。

フィールドでは「大社跡」の朽ちた建物や「溶岩洞」の壮大な洞窟など、それぞれのエリアごとの特徴的なスポットに注目しましょう。高解像度ならではとも言える、草木や水の「影」の表現は必見です。本作はオトモガルクでの高速移動や翔蟲アクションなど、これまで以上に素早い移動が可能。新しいフィールドではまず一番高いところを目指し、作り込まれた遠景をゆっくり見てほしいですね。


『モンスターハンターライズ』は移動やアクションなど、多くの点でこれまでのシリーズでも遊びやすくデザインされた作品だと思います。そのため、ゲームに関してはニンテンドースイッチ版と変わらずやりごたえがあり面白く、新たなグラフィックオプションでよりカスタマイズ性を増しています。設定に関しては色々と試してみましたが、決してグラフィック設定を下げても見づらくなるということはありません。PC環境や好みによって、自分なりのハンター環境を構築するのも面白そうですね。

Steam版の発売時には、ニンテンドースイッチ版で配信されている更新データ「Ver.3.6.1」までの内容が含まれます。2022年2月末には、ニンテンドースイッチ版との配信内容の同期を予定しているようです。なお、Steam版とニンテンドースイッチ版のクロスプレイ・クロスセーブは非対応ですのでご注意ください。

『モンスターハンターライズ』Steam版は、2022年1月13日発売予定。現在は予約受付中です。

久しぶりに肉を焼きました。一回焦げた。