トヨタは7月に新型アクアの発表を行っているが、その特徴の一つに量産車の車載電池とし初めて「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用している点がある。バイポーラ型では、バイポーラ型は、各セルモジュールの大きさを小型化でき、部品点数を削減できるほか、セル間の接続にコネクタを使わず直接接続できることから、通電面積が広く大電流を流しやすい特徴があるという(日経新聞、Car Watch)。
Car Watchの記事によれば、新型アクアに搭載されるバイポーラ型では、先代アクアに採用されていたたニッケル水素電池と比較した場合、セル当りの出力は約1.5倍あり、さらに小型化で約1.4倍のセルが搭載可能となったことで、合計で約2倍の高出力を達成したとしている。
また新型アクアではリチウムイオン電池を搭載したグレードもあり、それと比較した場合、バイポーラ型のグレードでは電池容量が5.0Ahであるのに対し、リチウムイオン電池搭載版の電池容量は4.3Ahとなっている。容量エネルギー密度に関しては、バイポーラ型が1000Wh/Lに対して、リチウムイオン電池では740Wh/Lになっているとしている。日経新聞の記事によれば、リチウムイオン電池パックと比較した場合、体積当たりの容量で25%増を実現したとされている。
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