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中国“金メダル選手”も隔離 韓国感染拡大「デルタ株6割」

 世界で猛威をふるうインド型の変異ウイルス「デルタ株」。その影響で中国では厳しい隔離措置が。また、韓国ではワクチン接種後の感染も急増しています。

 ホテルの部屋の中でトレーニングに励む女性。重量挙げ女子87キロ級の東京オリンピック金メダリスト・李ブンブン選手です。中国では海外からの入国者に2週間以上という厳しい隔離措置を実施していて、オリンピックに出場した選手たちも対象です。

 こうした中、中国では無症状や海外から入国した感染者を除いた一日の新規感染者が9日、およそ半年ぶりに100人を超え、108人にのぼりました。先月、江蘇省で感染力の強い「デルタ株」が確認されて以降、感染が再拡大しています。

 一方、「デルタ株」の影響は韓国でも深刻です。新型コロナのワクチン接種後に感染するケースが急増していて、これまでに1540人にのぼっています。そのうち379人のサンプルで分析したところ、「デルタ株」がおよそ6割を占めていることがわかりました。

 南東部の釜山(プサン)などでは、高齢者施設でワクチン接種後6週間以上経ってからデルタ株のクラスターが発生したこともあり、当局は強い感染力とともに高齢者は抗体ができにくいことなどが影響したと分析しています。