「国民の生命と財産」を守ることは国家の義務だという。だが第二次世界大戦で、政府と軍はそれを守ることができなかった。その反省に立って日本人は戦後の社会を築いてきたはずだ。あれから76年、現在の日本は新型コロナへの対応に苦しんでいる。専門家から「制御不能な状態」「自分の身は自分で守る段階」との声まで上がるほどの危機的状況だ。果たして政府は「国民の生命」を守り通すことができるのだろうか。
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