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スマートニュース子会社スローニュースがノンフィクション特化のサブスク型サービス「SlowNews」で立花隆作品配信

スマートニュースの子会社スローニュースは8月16日、ノンフィクションや調査報道に特化したサブスクリプション型サービス「SlowNews」において、2021年4月に亡くなった作家、立花隆の講談社文庫収録作品の配信を開始したことを発表した。配信作品は「田中角栄研究全記録」(上・下)、「日本共産党の研究」(一〜三)、「中核vs革マル」(上・下)、「青春漂流」の計4作品。

スマートニュース子会社スローニュースがノンフィクション特化のサブスク型サービス「SlowNews」で立花隆作品配信

SlowNewsは、国内外のノンフィクションを中心とした作品が月額1650円(税込)のサブスクリプションで読み放題になるサービス。岩波書店、KADOKAWA、講談社、光文社、新潮社、東洋経済新報社、文藝春秋の7社の書籍、270冊以上が読める。この他、The New York Times、ProPublica、The Guardianなどの海外メディアの調査報道や翻訳記事、さらに「調査報道に取り組むジャーナリストへ取材費用の支援などを行う『調査報道支援プログラム』の参加者が提供する記事」もオリジナルコンテンツとして配信されている。このサービスの一部は「調査報道支援プログラム」に使われている。

配信される立花隆作品

  • 田中角栄研究全記録(上)田中角栄研究全記録(下):「文藝春秋」昭和49年(1974年)11月号掲載の「田中角栄研究──その金脈と人脈」から「ロッキード事件」までを収録。首相の座が金で買われ、政治が金で動かされていった戦後保守支配体制下最大の構造的腐敗の暗部を、厖大な取材データの分析で実証する著者執念の記録
  • 日本共産党の研究(一)日本共産党の研究(二)日本共産党の研究(三):戦前の共産党の実態から戦時下の弾圧による党崩壊までの記録した、生きた人間研究としての初の本格的な通史。戦前の共産党の実態はどうだったか。その成立のいきさつ、コミンテルンによる支配、資金の出所、組織、相次ぐ転向者など、戦時下の弾圧による党崩壊までの激動の歴史を実証的に追い、当時の関係者の証言を記録
  • 中核vs革マル(上)中核vs革マル(下):高い理想を掲げた「革命」運動が、両党派間の内ゲバ殺人に転化していった悲惨な歴史のドキュメント
  • 青春漂流:11人の若者と夜を徹して人生について語り合った人間ドキュメント

スローニュースは2019年2月、スマートニュースの子会社として設立。ジャーナリズムの最も重要な役割を担う「調査報道」を次の時代にどのように残すのか、この難題に取り組むべく始動したという。調査報道を継続的に生み出すエコシステムの創出を目指し、SlowNewsを2021年2月にスタートした。

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