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 8日に閉幕した東京五輪はメダルラッシュに湧いたが、チケットの返金問題を巡り、チケットホルダーから不満の声が飛び出している。

 東京五輪は新型コロナウイルス禍の影響もあり、ほとんどの会場が無観客となった。大会組織委員会は、7月10日までにホームページ上で「自動的に払い戻しの対象となりますので、払い戻し申請期間内の払い戻し申請は必要ございません。払い戻しおよび返金方法等に関する詳細は、オリンピック競技大会終了後に、ご購入者様の登録メールアドレス宛にご連絡いたします」と公表していた。

 しかし、チケットホルダーによると、21日時点で組織委から新たな連絡はなし。「SNSで他のチケットホルダーの反応も見ているが、電話をしても対応しているオペレーターの方は『決まっていないです』としか言えないみたい。上が決めていないせいで、オペレーターがかわいそう」と苦言を呈した。

 その上で、組織委の対応の変化を疑問視。「五輪が終わってからは、前以上に対応が雑になった気がする。無観客を決めるまでも遅かったけど、その時は五輪を成功させないといけないから、頑張ってますアピールをしていたと思う。その時はちょくちょくメールも来ていたが、今は全然来ていない」と顔をしかめた。

 東京五輪は幕を閉じたが、まだまだ課題は山積みだ。