埼玉県は23日に自宅療養中に急変し死亡した男性について、健康状況を確認する「支援センター」などが男性に連絡できていなかったことを明らかにしました。
埼玉県では、新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だった70代の男性が23日に医療機関に搬送され死亡しました。
埼玉県によりますと、この男性が亡くなる前の17日から23日の間は、県が健康観察を委託している「宿泊・自宅療養者支援センター」から男性に録音メッセージ入りの電話が入り、男性が回答することになっていました。
しかし、男性からの回答はなく、こうした場合は本来、支援センターか保健所が直接、患者に電話をして健康状態を確認しますが、この男性については連絡できていなかったということです。
埼玉県は支援センターの業務ひっ迫が背景にあるとみて経緯を調べています。こうした事態を受けて、埼玉県は支援センターによる健康観察の新規受け入れを一時的に停止し、26日から保健所が実施する方向で調整しています。