欧州の年金基金は、投資先企業を選別する際にESGスコアを重視する。ESGスコアとは、非財務情報の中核と考えられている「Environment(環境)」「Social Resposibility(社会的責任)」「Governance(ガバナンス」の3項目を数値化したもの。中でも、近年重要度が高まっているのがE(環境経営)になる。世界各国が脱炭素目標を示し、世界中で脱炭素に向けた取り組みが広がる中で、グローバルなマネーもEを重視した投資に傾注するようになった。