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 全国の児童相談所が令和2年度に児童虐待として対応した件数が20万5029件(速報値)に上ったことが27日、厚生労働省のまとめで分かった。平成2年度の統計開始以来30年連続で最多を更新し初めて20万件を超えた。前年度からの増加は1万1249件(5・8%増)。増加幅は近年2割増程度だったが縮小した。新型コロナウイルス禍の影響も懸念されるが、厚労省は「現時点で感染拡大との間に明確な関連性は見られない」とした上で、引き続き注視する方針。