【上海共同】中国上海市の税務当局は、テレビドラマの出演料を巡って脱税したとして人気俳優、鄭爽さん(30)に追徴課税や滞納金を加えた罰金計2億9900万元(約51億円)の支払いを命じた。国営通信の新華社が28日までに報じた。
中国では2018年、人気俳優でハリウッド作品にも出演したファン・ビンビンさんが巨額脱税で摘発され、今回はファンさんと手口が似ていると注目を集めた。
税務当局などによると、鄭さんは19~20年、ドラマの出演料など1億9100万元の個人所得を申告せず約4500万元を脱税していた。2種類の契約書を作り、実際の報酬を隠す手口が使われたという。