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自民党総裁選(9月17日告示、29日投開票)をめぐり、菅義偉首相を支えてきた主要派閥の統率が乱れつつある。最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)と第2派閥の麻生派(志公会、53人)では意見集約が難航している。「鉄の結束」を誇る二階派(志帥会、47人)でも、首相支持を明言した領袖(りょうしゅう)の二階俊博幹事長への異論が噴出した。「数の力」に頼った首相再選のシナリオは描きにくくなっている。

「新型コロナウイルス禍での総裁選だが、党勢拡大のために頑張ってほしい」

二階氏は27日、総裁選出馬の報告に訪れた岸田文雄前政調会長をこう激励した。岸田氏は前日の出馬会見で、当選した際は、幹事長就任から5年を迎えた二階氏を交代させる考えを示唆したが、この日は踏み込んだやり取りはなかった。

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