海洋研究開発機構は19日、石油と同等の炭化水素を合成する能力をもつ植物プランクトンを発見したと発表した。この植物プランクトンはハプト藻の一種であるDicrateria rotunda(D. rotunda)で、過去にこうした能力を持つ生物は報告されたことはないという。この植物プランクトンは研究船「みらい」が8年前(2013年)に北極海で行った調査で見つけたもので、採取した計11種のDicrateria属のプランクトンを培養して詳しく調査したところ、全てが一連の飽和炭化水素を合成する能力を持っていたとしている(海洋研究開発機構、NHK)。
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