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“硫酸”事件、沖縄の知人らがかたる花森容疑者の姿とは・・・

 男性に硫酸とみられる液体をかけたとして大学生の男が沖縄県で逮捕された事件。男は身柄を確保された際、50万円を所持していて、逃走資金を事前に用意していたとみられます。

 静岡市の大学生、花森弘卓容疑者(25)。今月24日、東京メトロ白金高輪駅で男性に硫酸とみられる液体をかけ重傷を負わせたとして、きのう沖縄県で逮捕されました。

記者
 「花森容疑者はこちらの公園のベンチで腰をかけているところ、警察に声をかけられたということです」

 捜査関係者によりますと、花森容疑者は身柄を確保された際におよそ50万円が入った封筒を所持。逃走資金を事前に用意していたとみられます。

 潜伏先の宜野湾市内ではアルバイト時代の知人男性の家から着替えなどが入ったバッグが見つかりましたが、知人は「指名手配について知らなかった」という趣旨の話をしているということです。

 花森容疑者は、琉球大学農学部に2016年に入学。演劇などのサークルに所属していました。

演劇サークルの友人
 「口数は少ない人でわりと優しい人で、留学生の人も所属していて通訳やってくれて、何でもできる人という印象が強かったですね。自然がすごく好きな感じの人で」

 昆虫採集を一緒にしていた友人は・・・。

花森容疑者の友人
 「実家でクワガタ飼ってるって話を聞いてて、売ったりもしていると聞いた。ちょっと浮いてる子だったんですよ。一緒に話している印象は、優しい子だなと」

 花森容疑者と被害者の男性は同じ映画サークルに所属していたということですが、男性は「トラブルに心当たりは無い」と話しているということです。

 花森容疑者は琉球大学を4年で中退し、去年、静岡大学農学部に編入していたということで、警視庁は経緯を詳しく調べています。