米ブリンケン国務長官と中国王毅外相が再び電話会談、アフガン情勢で
中国政府は29日、王毅外相とアメリカのブリンケン国務長官が、アフガニスタン情勢について電話会談を行ったと発表しました。
中国外務省によりますと、電話会談でアメリカのブリンケン国務長官は中国の王毅外相に対し、アフガニスタン情勢について「国連の安全保障理事会が明確で統一された声明を発するべき」との考えを伝えました。
一方、王毅外相は「アメリカ軍の急な撤退はさまざまなテログループの復活のきっかけとなる可能性が高い」と改めてアメリカ側を非難。「安全保障理事会が何らかの行動を起こすのであれば、紛争を激化させてはならない」などと述べたということです。
また、王毅外相はアメリカ政府が公表した新型コロナウイルスの発生源に関する調査報告書についても「捏造だ」などと改めて反論。これに対し、ブリンケン国務長官は「アメリカはウイルスの起源についてどこかの国を非難するつもりはない」などと述べたということです。