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山梨県富士吉田市にある遊園地「富士急ハイランド」のジェットコースターの利用客4人が相次いで骨折した問題で、富士急ハイランドが初めて記者会見を開きました。事故について謝罪したうえで、同じジェットコースターの利用客2人が骨折するけがをしていたことを新たに明らかにしました。

富士急ハイランドのジェットコースター「ド・ドドンパ」をめぐっては、去年12月から8月にかけて、利用した30代から50代の男女4人が首や背中の骨を折るけがをしていたことがわかり、県と、国の事故調査部会が調査を進めています。

事故が相次いだことを受けて、富士急ハイランドが初めて記者会見を開き、岩田大昌社長が「楽しみにおこしいただいたのに負傷されたお客様や関係者に多大なるご迷惑やご心配をかけ、心よりおわび申し上げます」と謝罪しました。

そして、8月21日に開設した窓口への相談などから、新たに2人が「ド・ドドンパ」を利用して骨折するけがをしていたことを確認したと明らかにしました。

窓口にはこれまでに132件の相談が寄せられていて、このうちおよそ9割が「ド・ドドンパ」を利用したものでした。

さらに、このうち骨折が確認された2件を含む16件は、首や背中の骨折など治療期間が30日以上と見込まれる症状の相談だったということで、富士急ハイランドは確認を進めています。

また、富士急ハイランドは、3日に専門家による第三者委員会を設置し、今後、すべてのアトラクションでの安全管理体制を検証したうえで再発防止策などを検討していくことを明らかにしました。