もっと詳しく

 《がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許をめぐり、ノーベル医学・生理学賞受賞者の本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授が小野薬品工業(大阪市)を相手取った訴訟の口頭弁論は大阪地裁で2日に行われ、昼の休廷を含めて約6時間に及んだ。最終盤では、小野薬品の相良暁(さがら・ぎょう)社長に対して本庶氏の代理人弁護士が尋問。本庶氏は証言台に座る相良氏に鋭い視線を送った》 --血のにじむ努力でオプジーボを製品化したと述べたが、小野薬品にとっては(特許侵害だと訴えたメルク訴訟に負ければ)特許が無効になり大きな損害を受ける。本庶氏とのロイヤルティー見直しの交渉のテーブルにつかなかったのは上場企業として無責任では…